年末のバタバタしているタイミングで洗面所の蛇口から水がポタポタ。水が落ちる間隔は6秒ほど。今は大した問題でないが、そのうち間隔がどんどん短くなっていくのが大半のケース。今回は現象と対応から自分で修理できそうだったので、修理にチャレンジしてみました。
水漏れは蛇口だけ?
まず、今回の水漏れが蛇口だけなのか確認。洗面台下に置いてある予備のシャンプーやボディソープなどを引っ張り出して、床面が濡れていないかチェック。
床面は濡れておらず蛇口以外から漏れている形跡はなし。このパターンの場合、蛇口の中にあるカートリッジを交換すれば解決できそう。作業もそれほど難しくなさそうなので、自分で修理してみることにしました。
自分で修理するのが難しい場合、水道局のHPから業者を探すかくらしのマーケットから申し込むのがよいと思います。東京都の水道局の場合、ここから業者を探すことができます。
修理に必要なものは?
まず、製造元と型番(タイプ)を調べます。我が家のシングルレバー混合栓は、KVKというメーカーのKF389。(マンション入居時に取説はすべてバインダーに保存してあったので、すぐに判明)
このタイプの交換部品はカートリッジのみ。ただし、交換の際にレンチと取り外し専用工具、マイナスドライバー、ラジオペンチ(相当)が必要で、今回はカートリッジ以外にレンチと専用工具を購入。合計で7,000円ほど。
カートリッジ:KVK シングルレバーカートリッジ (上げ吐水用) 【PZKM110A】
専用工具:KVK 台付きシングルレバーカートリッジ取外し工具 PG26
レンチ:スーパーツール(Supertool) モーターレンチ MF230
購入はアマゾン。使用してから10年以上経っていても在庫があるのはうれしいですね。
いざ、カートリッジ交換へ
まずは、止水栓で水を止めること。水とお湯の2か所にある栓を回すが・・・我が家の止水栓は簡単に回らず、固い!
洗面台下ということもあり、力が入りずらい。10数年触ったことがなかったのでより硬くなっていたかと思います。2箇所とも回すことができましたが・・・全工程で一番力が必要だった。
止水栓を締めて、水が出ないことを確認したら、カートリッジ交換に着手。マイナスの精密ドライバーを使ってふたを外し、ネジを露出。
ネジを外す前にカートリッジに付属しているシールを貼り、固定ナットの締め具合がわからなくなるのを防止します。
次にネジを回し、レバーを外します。
カートリッジが見えてきました。次は、固定ナットを外します。ここで専用ツール(PG26)の出番。固定ナットを外すときに本体も同方向に回転してしまうため、専用ツールを使って回転方向とは逆方向に力を入れて本体が回転するのを防ぎます。本体背面に窪みがあり、ここに専用ツールを差し込んで動かないようにします。
レンチを使って、固定ナットの六角形の部分に固定し、回します。止水栓を止める時に比べ簡単に回すことができました。
カートリッジが出てきました。手で取ることもびくともしなかったので、ラジオペンチを使ってカートリッジを引き抜きました。金属の部分を掴むと金属のみが外れる可能性があったので、その下のプラスチックの部分を掴んでいます。
ここから新しいカートリッジを取り付け。カートリッジの向きに注意して差し込みます。上のパッキンの形に合わせて入れます。または、カートリッジの金属の部分に印字されている「前」を前にしてセットします。
カートリッジの上面の黒のパッキンは、差し込んだ時に外れるので手で差し込みます。
固定ナット、レバーを外した時と逆の手順でおこない、取り付け。最後に止水栓を緩めて、水漏れが起きていないことを確認して、完了。
まとめ
初めてカートリッジの交換にチャレンジしましたが、止水栓を締める作業が大変だった以外は割と簡単にできました。作業時間は約1時間。修理してから数日経過したけど、水漏れは再発せずに使えています。